もしもの横風・突風による事故を防ぐには・・・

2023年1月16日

トラックドライバーの皆様、強風・突風にご用心ください。車を走行中、強い風を受けると車に危険な圧力がかかり、風が強くなればなるほど、車が流される・横転するといった危険性が高くなります。
さらに、風は一定ではなく、吹く強さや方向も変化します。瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、大気の状態が不安定な場合などは3倍以上になることもあります。そのため、注意して走行しないとトラックでさえもハンドルをとられて、横転してしまいます。

橋の上では思いもしない突風が吹くことも

橋の上は、地上に比べて風が強く、また風力も一定ではなく、弱くなったり強くなったりを繰り返し、思いもしない突風が吹くこともあります。
強風の日には、十分注意して走行していただきますようお願いいたします。

空荷のアルミバントラックの横転事故が発生しています。

2〜4トン積のアルミバン搭載のトラックで空荷のときは、重心が高く横風の影響で横転する可能性が非常に高くなります。走行には十分注意してください。特に下図のような超ロング車(12m級)は、無理な走行は事故を誘発し、大変危険です。

もしもの横風・突風による事故を防ぐには・・・

横風にあおられたら、しっかりとハンドルを握り、真っ直ぐ走るよう保ちましょう。 そして、スピードを落すことも重要です。スピードを出すほどに空気抵抗をうけてしまいますが、逆に遅いほど横転の危険は少なくなります。横風の予測と減速、そして気持ちの準備をこころがけていきましょう。
突風が予想されるときは、天気予報を十分チェックし、万一運転中に危険を感じたら安全な場所に退避し、天候が回復するのを待ちましょう。強風にあおられて、いろいろなものが飛んでくることもあるので、ボディーに傷がついたりパンクすることもあります。物が飛んでくるほど風が強いときは、不要不急の車の運転は控えましょう。