もしもドライブ中に熊と遭遇してしまったら

2024年6月11日

最近「熊」による悲惨な事件のニュースをよく見かけます。
背景には、餌となる木の実の不作に加え、クマの生息域の拡大と個体数の増加があるようです。
そこで、もしドライブ中に熊と遭遇してしまったらどうしたら良いか調べてみました。

① なるべく停車せず、熊のスキを見つけて、ゆっくりとすり抜ける

熊と遭遇した場合、即座に向きを変えて逃げることは難しいと考えられます。なので、もし前方に熊が出現したら対向車などに注意しながら、すみやかに回避して難を逃れましょう。

② 熊の前で停車するときは身を守る操作する

熊に進路を塞がれてしまったら、まずは熊と交通事故から身を守るための操作をおこないましょう。
前方に熊をみつけたら、後続車からの追突を防ぐために急ブレーキは避けて速度を落とし、周囲へ注意を呼びかけるためハザードランプを点灯します。窓はしっかりと閉め、ドアをロックして熊が車内へ侵入するのを防ぎます。

③ クラクションはむやみに使わない

大きな音を発する警音器(クラクション)で熊を撃退できると考えがちですが、有識者が言うには大きな音を出すことで熊が逃げることもあれば、反対に興奮させてしまうこともあるため、クラクションは極力使わない方がよいとのことです。

④ 熊をひいてしまったら

熊をひいてしまったドライバーには「危険防止等措置義務」と「報告義務」が生じます。熊の死骸が周囲の車の危険にならないように三角表示板(停止表示板)などを設置したほうがいいと考えがちですが、熊が生きていて襲われる場合もあるので、けっして熊には近づいてはいけません。車を降りず警察に連絡し、その後の判断を仰ぎましょう。