高速道路の「エスコートライト」ご存知ですか?
2024年10月4日
高速道路の渋滞ポイントに設置されている、緑や青の「流れるライト」がなんなのかご存知ですか?
「流れるライト」は渋滞緩和効果を狙った装置で、首都高では「エスコートライト」、NEXCO東日本や西日本は「ペースメーカーライト」と呼ばれています。
「エスコートライト」ご存知ですか?
高速道路を中心に、道路の側方に連続して設置された灯具を車の進行方向へ流れるように点灯させていくシステムである「エスコートライト」。目的は渋滞の緩和です。阪神高速では「速度回復誘導灯」として、これまで慢性的な渋滞ポイントに設置されてきました。
渋滞の多くは、下り坂からゆるやかな上り坂へ変化する「サグ」と呼ばれる部分において、ドライバーが意識しない間に速度が低下してしまうことで発生しています。そこで渋滞の発生に応じ、光を走行速度より速いスピードで流すことにより、ドライバーの視線を誘導し、速度回復を促します。
渋滞量が65.3%減少!
首都高では、2015年、3号渋谷線上りの池尻ー三軒茶屋間に設置されたのが最初で、ここで一定の効果が認められたことから、現在は数カ所に増えています。阪神高速3号神戸線の渋滞ポイントである上り線の深江出入口付近では、速度回復誘導灯の無点灯時と点灯時を比べると、渋滞量が1日平均4.7km・時から1.6km・時と、実に65.3%も削減されました。
<引用:乗り物ニュース https://trafficnews.jp/post/95970>