いすゞ自動車とNEXCO東日本、除雪車と連動して走る標識車の自動運転技術を開発中
2024年11月5日
NEXCO東日本といすゞ自動車株式会社は、除雪車の後方を追従する標識車の自動走行の共同開発を行っていることを発表しました。
NEXCO東日本といすゞ自動車で共同開発!
本開発は、NEXCO東日本が開発したロータリ除雪車自動化システムと協調し、除雪車に追従する標識車の走行を自動化するものです。令和3年の開発開始から現在までに、いすゞのテストコースや高速道路(夏期)で、開発中の実証路評価用車両による自動走行に成功しており、今冬期、高速道路の実運用環境下で試験走行し、その性能等を検証する予定です。
ロータリ除雪車に追従する標識車の自動走行
今回追従する標識車は、低速走行するロータリ除雪車とお客さまの車両との衝突や接触を未然に防ぐため、除雪車の後方で電光表示板や回転灯により注意喚起を行っています。標識車と除雪車との間隔は常に一定でなく、カーブ等で前方が見通せない箇所等道路の線形や構造に応じて適宜変化させる必要があります。
このため、開発中のシステムは、衛星測位システムによる除雪車、標識車各々の位置情報に加え、車車間通信によ り双方の位置情報の共有や車間距離の指定を行って、適切に車間距離を変化させる仕組みで、道路の線形に応じて車間距離を変化させます。また、標識車は除雪後に側方の堆雪部から落下してきた雪塊等、前方の障害物を検知するセンサーも備え、自動走行の安全性を確保しています。
労働人口減少による担い手不足、2024年問題への対応
本技術によって作業の省力化、効率化により、現在の2名乗車を1名にすることを目指す予定です。このようなに、NEXCO東日本は労働不足人口や2024年問題への対策に取り組んでいます。
<引用:NEXCO東日本 https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/head_office/2024/1030/00014263.html>