神奈川県道路公社、三浦縦貫道路・逗葉新道に「ETCGO」導入へ

2025年3月5日

首都高速道路が共同事業者として参加する、ネットワーク型ETC技術を活用した「ETCGO」の導入が拡大しています。

神奈川県道路公社で「ETCGO」導入

神奈川県道路公社は、社会実験を経て安全かつ円滑なサービス提供が可能と判断し、三浦縦貫道路で1月12日から新たなキャッシュレス決済サービス「ETCGO」の本格導入を開始しました。
そして、逗葉新道でも「ETCGO」を3月18日(火)10時から導入すると発表しました。

<三浦縦貫道路に「ETCGO」>
令和7(2025)年1月12日(日)〜
三浦縦貫道路料金所(神奈川県横須賀市)

三浦縦貫道路

(引用元:神奈川県道路公社より)

<逗葉新道に「ETCGO」>
令和7(2025)年3月18日(火)10:00〜
逗葉新道料金所(神奈川県葉山町長柄)

逗葉新道

(引用元:神奈川県道路公社より)

神奈川県道路公社は、有料道路だけでなく、ウインドサーフィンW杯記念駐車場(神奈川県三浦市)でもETCGOを導入しています。有料道路では今後、真鶴道路でも導入を予定しています。

ETCGOとは

「ETCGO」は、国土交通省が推進する「ETC多目的利用サービス」の一環で、アマノ株式会社、株式会社日立製作所、首都高速道路株式会社、首都高ETCメンテナンス株式会社が共同で事業化したサービスです。大掛かりな機器は必要なく、比較的低価格で導入が可能で、コスト面での課題があった地方有料道路のETC化にも役立つと期待されています。

「ETCGO」は、従来の高速道路ETCとは異なり、料金所で一旦停止する必要があります。

ETCGO通行手順

(引用元:神奈川県道路公社より)

利用者側の事前登録が不要で、手持ちのETCカードを導入駐車場や有料道路で利用できる便利なサービスです。
ただし、利用できるETCカードの種類は限られており、サービス開始当初は「ダイナースクラブカード」(三井住友トラストクラブ)のみで、2024年3月に「イオンETC専用カード」(イオン銀行)が追加されました。3月25日からは「三菱UFJニコス」発行のカードも利用可能になる予定ですが、2月20日時点では対象カードの詳細は未定です。今後も、他のカード会社との交渉が進められ、利用できるカードは順次拡大される予定です。

※現時点では、ETC Nカード含む組合から出るETCカードはETCGOに対応しておりません。(2025年2月20日時点)

「ETC多目的利用サービス」について(「ETCX」「ETCGO」とは?)
ETC多目的利用サービス

<引用:神奈川県道路公社 https://www.kdt-kousha.or.jp/etc-go/l