東海環状道、「いなべIC~大安IC間」「山県IC~本巣IC間」の2区間が開通予定です

2025年3月5日

NEXCO中日本は、東海環状自動車道(東海環状道)2区間の開通日を発表しました。
2025年3月29日には「いなべIC~大安IC間(6.5km)」が開通し、続いて4月6日には「山県IC~本巣IC間(11.9km)」が開通予定です。

東海環状自動車道(東海環状道)は、愛知・岐阜・三重の3県にまたがり、中部圏を取り巻くように走る全長約153kmの環状道路です。名神高速道路、新名神高速道路、中央自動車道などと直結し、東名阪自動車道や伊勢湾岸自動車道などとも接続することで、中部圏の交通アクセスを大幅に向上させる役割を担っています。

いなべIC~大安IC間(6.5km)の開通

三重県の「いなべIC~大安IC間」は、2025年3月29日(土)15時に開通予定です。

いなべIC~大安IC間

(引用元:NEXCO中日本より)

この区間の開通により、いなべ市中心部から名古屋市中心部へのアクセスが大幅に短縮されます。具体的には、いなべ市役所から名古屋駅までの所要時間が、従来の大安IC利用時は約54分だったのが、いなべICを利用することで約40分となり、約14分の短縮が見込まれています。名古屋方面へのアクセスが一層便利になるため、地元住民や企業の期待も高まっています。

また、企業立地の促進や、移住者や観光客の増加、アクセス改善による救命率向上などの効果も期待されています。

アクセスが大幅に短縮

(引用元:NEXCO中日本より)

山県IC~本巣IC間(11.9km)の開通

岐阜県の「山県IC~本巣IC間」は、2025年4月6日(日)15時に開通予定です。

山県IC~本巣IC間

(引用元:NEXCO中日本より)

この区間の開通により、愛知県豊田市から岐阜県山県市を経て本巣市までの道路網が整備されます。特に注目されるのは、山県市から本巣市までの移動時間が大幅に短縮される点です。これまでは、一般道経由で約30分を要していた移動が、山県IC~本巣IC間を利用することで約18分となり、約12分の短縮が見込まれています。これにより、両市の住民にとって通勤・通学・物流の面で大きな利便性向上が見込まれています。

また、工場の立地増加や出荷額の更なる増加、救急医療活動・医療拠点の形成支援、来訪客やツアー増加による観光周遊促進などの効果も期待されています。

移動時間が大幅に短縮

(引用元:NEXCO中日本より)

残る未開通区間と今後の予定

東海環状自動車道では、現在も工事が進行中で、未開通区間の開通が予定されています。特に、岐阜県の「本巣IC~大野神戸IC間」は2025年夏頃の開通が見込まれています。最終的には「養老IC~いなべIC間」が残っており、こちらはまだ開通時期が未定で、今後の進捗に注目が集まります。

「本巣IC~大野神戸IC間」2025年夏頃開通予定
「東海環状道」(本巣IC~大野神戸IC間)が令和7年夏頃開通予定と発表されました!

<引用:NEXCO中日本「いなべIC~大安IC間が開通」
https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6295.html

<引用:NEXCO中日本「山県IC~本巣IC間が開通」
https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6294.html