中京圏屈指の渋滞“根絶”へ期待!「名岐道路」国交省が新事業候補に!

2025年3月10日

国土交通省は2025年3月4日、2025年度から着手する新規事業化候補路線の一つに、国道22号「名岐道路」を挙げました。

名岐道路

(引用元:名古屋商工会議所より)

全国有数の渋滞ポイント「一宮JCT」の回避ルート

名岐道路は、名古屋高速16号一宮線をさらに北へ延伸し、東海北陸道の一宮木曽川ICへ直結させるものです。

一宮線は現在、名神の一宮ICを越えた一宮中入口で途切れています。そのため、東海北陸道へ行くには、「一宮IC→一宮JCT→東海北陸道」と、いったん名神に合流する必要があります。これが中京圏屈指といわれる「一宮JCT周辺」の大渋滞を引き起こす一因になっていました。

名神高速道路の一宮ICから一宮JCT間では、2024年9月に上り線が3車線化され、渋滞が大幅に改善されました。下り線でも同様の3車線化工事が進められています。ただし、これは路肩や車線幅を狭めることで一時的にスペースを確保した「応急措置」であるため、NEXCO中日本は将来的に元の2車線に戻す可能性も示唆しています。

名岐道路が完成すれば、名神を通らず名古屋高速と東海北陸道が直結するため、渋滞の抜本的な緩和が見込まれます。

名古屋高速一宮線7キロ延伸へ

名岐道路は全長7.5kmの区間に、4車線の高架道路を建設する計画で、途中に2つのICが設けられる想定です。2040年には、一部区間で1日あたり最大5万8000台もの交通量が見込まれています。これは非常に高い交通量です。

愛知県は有料道路事業の導入による早期整備を要望しており、事業主体となることが前提とされている名古屋高速道路公社も、実現に向け主体的に取り組むとしています。

<引用:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/527064

<引用:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo11_hh_000150.html