夜間のレインボーブリッジでドローンを活用した点検に向け実証実験を実施

2025年3月19日

首都高速道路(東京・千代田)など6社は2025年3月17日、夜間時のドローンを活用した点検手法が有用であることを実証で確認したと発表しました。実証実験は、2025年2月14日午前11時~2025年2月15日午前2時の間、レインボーブリッジで実施しました。

夜間に災害が発生したことを想定した実証実験

首都高速道路では大規模災害発生時における迅速な点検による早期の道路啓開を目指し、これまでドローンを活用した点検手法を実証していましたが、災害は昼夜関係なく発生する可能性があることから、夜間に災害が発生したことを想定し、本実証を実施しました。

ドローン走行

実証実験の内容と結果

  • 実証内容
  • ・VTOL型3ドローンにより夜間の高速道路上空付近を飛行撮影
  • ・暗所での自律飛行を得意とするドローンを活用し、高速道路上空付近を飛行撮影
  • ・目視点検が困難な高架下での暗所点検飛行
  • ・ドローンは通信とバッテリーの関係で飛行距離が限られるため、複数のドローンポートを使用することによる飛行距離の長距離化

実証結果
本実証の結果、夜間に災害が発生した際の暗所での飛行における機体選定や点検手法および複数のドローンポートを使用する点検手法の確立に向けて、有益な検証結果が得られました。一方、安定した飛行制御・映像配信を目的とした、災害時の即時点検候補エリアの電波環境の調査および使用電波の選定等、より実践的な運用に向けた課題を確認していくとしています。

<引用:首都高速道路 株式会社 https://www.shutoko.co.jp/company/press/2024/data/03/17_drone/