【3月30日〜】八木山バイパス、4車線化と同時に再有料化されます

2025年3月31日

国土交通省九州地方整備局とNEXCO西日本は、福岡都市圏と筑豊地域を結ぶ国道201号八木山バイパスの篠栗IC~筑穂IC間(5.7km)において、2025年3月30日(日)に4車線化の運用を開始すると発表しました。これに伴い、八木山バイパスは国土交通省からNEXCO西日本に移管され、再度有料化されます。

八木山バイパスは、国道201号の峠道区間のバイパスとして1984年に開通しました。当初は有料道路でしたが、建設費の回収が完了したため、2014年に無料化されました。しかし、その後の交通量増加に伴い、事故発生時の渋滞が深刻化するなど、4車線化を求める声が高まりました。そこで、早期の事業実現を図るため、再度有料道路として整備されることになりました。再有料化されるのは、全国的にも異例のケースです。

通行料金の徴収開始時期

・料金徴収を行う区間
篠栗IC~穂波東IC 13.3km

・料金徴収開始時期
2025年3月30日(日曜日)0時から

<位置図>

位置図

(引用元:NEXCO西日本より)

通行料金について

料金は、八木山バイパスの利用区間に関わらず、1回の走行につき篠栗本線料金所での支払いとなります。(支払い方法は、ETCまたは現金)

八木山バイパス(篠栗IC~筑穂IC間)の通行料金は、以下の通りです。

軽自動車普通車中型車大型車特大車軽車両等
220円280円330円450円760円30円

※軽車両等は原動機付自転車(50ccを超、125cc以下)に限ります。
※原動機付自転車(50cc以下)および、自転車などの軽車両は通行できません。

4車線化により期待される効果

<交通混雑緩和で筑豊・福岡都市圏の交流促進>

現在、八木山バイパスは平日の通勤時間帯に渋滞が頻発し、所要時間が通常の約1.7倍となっており、地域間交流に支障をきたしています。しかし、篠栗ICから筑穂IC間(5.7km)が4車線化されることで、混雑時に約7分の所要時間短縮が見込まれ、速度のばらつきも減少して時間信頼性が向上するため、交流がスムーズになります。

交通混雑緩和

(引用元:NEXCO西日本より)

<対面通行解消で安全性向上>

現在、八木山バイパスは対面通行のため、正面衝突事故の発生率が県平均の約2.4倍と高く、重大事故時には全面通行止めとなることがあります。今回、篠栗ICから筑穂IC間(5.7km)が4車線化され、中央分離帯が設置されることで、交通安全性が向上し、事故による通行止め時間が減少することが期待されます。

安全性向上

(引用元:NEXCO西日本より)

<物流効率化で地域産業支援>

八木山バイパスを含む国道201号は、北部九州の自動車産業を支える重要な物流道路です。近年、空港や港湾機能の拡充、物流施設の整備が進み、国道201号の重要性が増しています。篠栗ICから筑穂IC間(5.7km)が4車線化されることで、交通ボトルネックが一部解消され、定時性や速達性が向上し、地域産業を支援します。

地域産業支援

(引用元:NEXCO西日本より)

八木山バイパスは、残りの筑穂インターチェンジと穂波東インターチェンジの間も今後、4車線化が進められ、2029年度までに完成する予定です。

<引用:NEXCO西日本
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kyushu/r6/0207/

<引用:築上町ホームページ
https://www.town.chikujo.fukuoka.jp/s007/010/090/010/020/040/chiki.html