高速道路の所要時間表示板でわかる渋滞のサイン「緑・オレンジ・赤」の違いは?

高速道路を走っていると、目的地までの所要時間が表示された電光掲示板を見かけたことはありませんか?これは「所要時間表示板」と呼ばれるもので、次のインターチェンジや主要地点まで、あと何分かかるのかを教えてくれる便利なツールです。
でも、表示されている数字の色が「緑」「オレンジ」「赤」と変わっているのを見たことはないでしょうか?実はこの色、現在の道路状況を知らせる大切なサインなんです!
色でわかる!今の道路の流れ
高速道路の電光掲示板に表示される時間は、色が変わることで、今の道路がどのくらい混んでいるのかを教えてくれます。
主要地点までを、制限速度で走行した場合の所要時間を「緑色」で通常とし、所要時間の増加に合わせて「オレンジ色」→「赤色」で表示されています。緑色はスムーズに走れる、オレンジ色は混雑している、赤色はかなりの渋滞で時間がかかる、と判断できます。
ですが、実はこの色分け、道路会社によってルールが少し違います。
高速道路会社ごとの違いをチェック!
<NEXCO>
- ・緑色:順調な流れ
- ・オレンジ色:渋滞している場所がある
- ・赤色:渋滞がひどく、通過に2時間以上かかる場合
<阪神高速>
- ・緑色:通常通りの流れ
- ・オレンジ色:所要時間が通常の3倍未満
- ・赤色:所要時間が通常の3倍以上
<首都高速>
- ・オレンジ色:通常時の表示(他と違ってオレンジ色が標準)
- ・赤色:事故・工事などで、所要時間が急変する可能性あり
同じ色でも意味が異なる場合があるので、走行エリアによって注意が必要です。
電光掲示板の三角マークにも注目
電光掲示板に表示されるのは時間や色だけではありません。「赤」や「緑」の三角マークがついていることがあります。
- ・赤い三角マーク:今の渋滞はさらに悪化する見込み。到着がもっと遅くなるかも。
- ・緑の三角マーク:渋滞が緩和方向。今表示されている時間よりも早く着く可能性あり!
このマークも見逃せない重要なサインです。
● 詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
→「高速道路の「赤い三角マーク」ご存じですか?」
表示板を活用して、もっと安全・快適なドライブを!
高速道路の所要時間表示板は、渋滞や事故など変化しやすい交通状況を、リアルタイムで把握できる心強い味方です。色やマークの意味を正しく理解すれば、無駄なストレスや危険を減らして、快適なドライブが楽しめるようになります。
「あとどれくらいで着くかな?」と思ったら、ぜひ表示板の色とマークをチェックしてみてください!
<引用:NEXCO東日本「ドラぷら」
https://www.cs3.e-nexco.co.jp/faq/s/article/664><引用:阪神高速道路
https://www.hanshin-exp.co.jp/drivers/driver/rule/jutaihyoji.html><引用:首都高速道路
https://www.shutoko.jp/qa/safety/>