三角表示板の代わりに!コンパクトなLED停止表示機材「パープルセーバー」をご存知ですか?

緊急停車時の安全を守る「表示器材」の重要性
高速道路や幹線道路での車両トラブル時、最も危険なのが「後続車による二次事故」です。
ドライバーが安全に停止し、後方車両に自車の存在を知らせるために、停止表示器材の設置が道路交通法で義務付けられています。
従来、この役割を担ってきたのは「三角表示板」でした。しかし、設置時に車外へ出て後方50m以上歩く必要があり、特に高速道路上では非常に危険です。
こうした背景から注目されているのが、灯火式の停止表示灯「パープルセーバー」です。
パープルセーバーとは?新しいタイプの停止表示灯
パープルセーバー(PURPLE SAVER)は、株式会社エーモンが開発したLED式の停止表示灯で、道路交通法施行規則に定められた「停止表示灯」として認定された製品です。
紫色の点滅光を発し、夜間は約800m、昼間でも約300m先から視認可能。強力なマグネットで車の屋根や後部に固定し、スイッチひとつで瞬時に作動します。
防水仕様で雨天時も使用でき、電池駆動で約5時間の連続点灯が可能。コンパクト設計で収納性にも優れ、バイクにも装着できるモデルも登場しています。
三角表示板とは?従来からの反射式表示器材
三角表示板は、反射材を使用した伝統的な停止表示器材です。夜間、後続車のライトを反射して車の存在を知らせます。
道路交通法上も正式な停止表示器材として認められており、現在でも多くの車に搭載されています。
ただし、自車の後方50m以上の位置に設置する必要があり、特に高速道路上では大きなリスクを伴います。 また、反射式のため「後続車がライトを照射して初めて見える」点も、悪天候やカーブでは弱点となります。
パープルセーバーのメリット・デメリット
パープルセーバーのメリット
- 圧倒的な安全性
- 高い視認性
- 設置スピード
- コンパクトで携帯性抜群
- 防水・防塵性能
車外に出る必要がなく、マグネットで屋根に設置するだけ。高速道路上での危険な歩行を回避できるのは大きな利点です。
紫色LEDが強く点滅するため、後続車からの視認性が高く、夜間800m先からでも確認可能。 視界の悪い雨天や霧の中でも有効です。
スイッチ一つで即作動。従来の三角表示板のように組み立てや設置位置の調整が不要です。
小型軽量でグローブボックスやドアポケットにも収納可能。バイクにも対応モデルあり。
全天候型の設計で、雨や雪の日でも問題なく使用できます。
パープルセーバーのデメリット
- 電池切れのリスク
- コスト面の負担
- 製品による品質差
- 故障・設置ミスの可能性
電源を必要とするため、電池残量がないと点灯しません。定期点検・予備電池の携行が推奨されます。
三角表示板に比べると価格は高め。ただし安全性を考えれば十分妥当な範囲といえます。
すべての「停止表示灯」が法令に適合しているわけではありません。
購入時は「道路交通法施行規則適合」と明記されたものを選ぶ必要があります。
マグネットがしっかり付かない位置や角度では脱落することも。設置確認は必須です。
併用をおすすめ!安全性を二重で確保!
理想的なのは、パープルセーバーと三角表示板の併用です。
まずパープルセーバーで即時警告を発し、安全が確保された後に三角表示板を追加設置すれば、万全の体制になります。
どちらか一方ではなく、「補完し合う」運用が今後のスタンダードになるでしょう。
安全と利便性を両立する新世代の表示器材
パープルセーバーは、従来の三角表示板の欠点を補い、より安全で確実な後方警告を可能にする新世代の停止表示灯です。高い視認性、設置の速さ、歩行不要という安全性の高さから、多くのドライバーに支持を集めています。
ただし、電池切れや法令適合の確認といった管理面の注意も必要です。非常時に慌てないためにも、定期点検と準備を忘れずに行いましょう。
<引用:株式会社エーモン
https://www.amon.jp/products/topics/purple-saver/>