【令和8年熊本地震】九州道・南九州道の通行止めはどこ?最新状況と広域迂回のポイント(8月3日時点)

2026年7月28日(火)16時27分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と八代郡氷川町で最大震度7を観測しました。気象庁はこの地震を「令和8年熊本地震」と命名しています。この地震により九州の高速道路は最大で約110kmが通行止めとなり、8月3日時点でも九州自動車道の松橋IC〜えびのIC間などで通行止めが続いています。九州方面へ車両を運行する企業向けに、通行止めの最新状況と迂回のポイントを整理します。
※本記事の内容は2026年8月3日時点の情報です。状況は刻々と変化しているため、実際の運行前には必ず記事末尾の公式情報で最新状況をご確認ください。
現在も通行止めが続いている区間(8月3日時点)
NEXCO西日本の発表(第10報・8月1日17時時点)によると、地震発生以降、次の区間で通行止めが継続しています。
- ・E3 九州自動車道:松橋IC〜えびのIC(上下線) 7月28日16時27分から継続
- ・E3A 南九州自動車道(八代日奈久道路):八代JCT〜日奈久IC(上下線) 7月28日16時27分から継続
熊本と鹿児島・宮崎方面を結ぶ九州の縦軸が長区間にわたって寸断されている状態です。NEXCO西日本の被災状況マップによると、九州道の川田橋・片野川橋、南九州道の妙見第一橋などで橋梁部の被災が確認されているほか、路面の段差やひび割れが各所に残っています。復旧作業は進められていますが、全面復旧の具体的な時期は示されていません。

(引用元:NEXCO西日本より)
解除済みの区間・緊急車両の通行状況
一方、点検の結果、被災が軽微だった区間は順次通行止めが解除されています。
- ・7月30日9時4分解除:E3九州道 益城熊本空港IC〜松橋IC(上下線)、E77九州中央道 嘉島JCT〜益城TB(上下線)
- ・地震直後に通行止めとなっていた宮崎道 えびのJCT〜高原IC間なども解除済み
また、通行止めが続く区間の多くは、救援活動のために緊急車両に限定して段階的に開放されています。NEXCO西日本の第10報(8月1日17時時点)によると、状況は次のとおりです。
- ・E3九州道 松橋IC〜宮原SA(上下線・管理用出入口を活用):7月31日18時50分から緊急車両が通行可能に。八代市等での断水を受け、8月1日17時頃からは車長7.5m以下の給水車・タンクローリーも通行可能になった
- ・E3A 八代南IC〜日奈久IC:8月1日13時から緊急車両が通行可能。坂本PA〜人吉IC〜えびのIC間も7月29日から緊急車両が通行している
- ・通行できるのは緊急自動車(赤色回転灯付き)または「災害派遣等従事車両証明書」を持参した車両のみ。給水車・タンクローリーは証明書なしでも通行できるが、一般車両は通行できない
- ・宇城氷川スマートIC〜宮原SA間は、普通車以下または車長7.5m以下の給水車・タンクローリーに限定
通行可能区間内にも路面の段差が残り、ひび割れなどの損傷箇所を迂回する車線規制が実施されているため、通行時は徐行と現地の指示に従うことが求められています。まだ緊急車両も通れない宮原SA〜坂本PA付近の区間は、8月お盆前後の緊急車両開放が予定されています。なお、緊急通行車両については熊本県知事の要請を受けて7月29日から高速道路の無料措置も実施されています。
国道3号が大渋滞。「東九州道への広域迂回」が要請されています
高速道路の寸断により、並行する国道3号(宇城市〜八代市間)に交通が集中し、救援・復旧活動に支障が出ています。このためNEXCO西日本と国土交通省は8月2日、次の協力を呼びかけています。
- ・被災地周辺を通過するだけの車両は、通行を控える
- ・九州を南北に移動する場合は、E10東九州自動車道(大分・宮崎経由)への広域迂回を利用する
- ・やむを得ず被災地周辺を走行する場合は、現地の誘導や迂回路案内に従う
福岡〜鹿児島間などの長距離輸送は、所要時間が延びても東九州道経由のルートを基本に計画するのが現実的です。お盆の帰省・輸送シーズンと重なる時期だけに、例年以上の混雑と遅延を織り込んだ運行計画が必要になります。
車両管理担当者がやるべきこと・使える情報源
九州方面の運行がある企業は、次の対応をおすすめします。
- ・熊本経由ルートの洗い出し:九州道・南九州道の通行止め区間を通るルートを特定し、東九州道経由の代替ルートと所要時間を試算する
- ・納期・配送スケジュールの調整:迂回による遅延を前提に、取引先へ早めに連絡しておく
- ・出発前の情報確認をルール化:状況が日々変わるため、運行前に最新の通行止め情報を確認する運用を徹底する。アイハイウェイの「マイルート」にお知らせメールを登録しておくと、通行止めの開始・解除を自動で受信できる
- ・ドライバーの安全確保:余震による落石・路面変状のおそれがあるため、被災地周辺では速度を落とし車間を確保する
参考リンク
- ・NEXCO西日本 令和8年熊本地震による通行止め情報(最新報)
https://www.w-nexco.co.jp/emc/20260801182452.html - ・NEXCO西日本 第10報 詳細資料(被災状況マップ・通行方法)
https://www.w-nexco.co.jp/emc/emcpdfs/20260801180624-01.pdf - ・アイハイウェイ(リアルタイム高速道路情報)
https://ihighway.jp/ - ・高速道路影響情報サイト(高速道路各社の重要なお知らせ)
https://ex-ssw.com/ - ・国土交通省 令和8年熊本地震 通れるマップ
https://www.mlit.go.jp/road/saigai/r8kumamoto/index.html - ・JARTIC 日本道路交通情報センター
https://www.jartic.or.jp/
まとめ
8月3日時点のポイントを整理します。
- ・7月28日発生の令和8年熊本地震(M7.1・最大震度7)により、九州の高速道路が最大約110km通行止めに
- ・現在も九州道 松橋IC〜えびのIC、南九州道 八代JCT〜日奈久ICで通行止めが継続中。全面復旧の時期は未定
- ・益城熊本空港IC〜松橋ICなど被災が軽微な区間は解除済み。通行止め区間の多くは緊急車両限定で段階開放されているが、一般車両は通行不可。残る宮原SA〜坂本PA付近も8月お盆前後に緊急車両開放予定
- ・国道3号の渋滞が深刻なため、九州の南北移動は東九州道への広域迂回が要請されている
- ・お盆期間と重なるため、迂回・遅延を織り込んだ運行計画と出発前の最新情報確認が必須
被災地では今も復旧作業が続いています。不要不急の通行を控えることが復旧の後押しになります。九州方面の運行は、公式情報をこまめに確認しながら余裕を持った計画を立てましょう。
引用:NEXCO西日本
https://www.w-nexco.co.jp/emc/emcpdfs/20260801180624-01.pdf