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ETCカードについてetc-card

ETCカードとは、ETCシステムを利用して有料道路を通行する際に、通行料金を精算(決済)するためのICカードです。ETCカード内には、料金決済に必要な契約情報(カード番号、有効期限等)が記録されており、ETC料金所を通行する際には料金所番号や通過時刻・料金などの通行履歴情報が書き込まれます。

ETCカードの種類

ETCカードの種類は主に2種類あります。

クレジットカード系ETCカード

クレジットカード会社が発行するETCカードは、基本的にクレジットカード(親カード)に付帯して発行されるもので、通行料金の精算以外の使用はできません。また、通行料金の精算(決済)に特化したETC専用カード以外にも、ETC専用カードと一般のクレジットカード機能が1枚になった一体型のETCカードがありましたが、現在は廃止となっています。

道路事業者が発行するETCカード

道路事業者が発行するETCカードは二種類あり、一つは大口・多頻度割引の対象事業者(法人)向けに発行するカード「ETCコーポレートカード」、もう一つは道路事業者がクレジットカード契約のない利用者に対して発行しているカード「ETCパーソナルカード」です。

法人向けETCカードの種類

法人向けETCカードの種類として主に2種類あります。

ETCコーポレートカード

発行手数料・年間取扱手数料・盗難保守サービス料:1,139円/年

発行元:東/中/西日本高速道路株式会社(NEXCO)

東/中/西日本高速道路株式会社が発行するETC専用カードです。このETCコーポレートカードは協同組合を通して申し込むか、直接NEXCOと契約することで発行できる法人向けのカードです。
利用の際は、車両番号、カード番号、車載器管理番号の3つ全て一致することが条件になり、この条件をクリアすることでNEXCO管轄高速道路・首都高速・阪神高速の走行分に対して大口割引が適用されます。

クレジットカード系ETCカード

発行手数料、または年会費:カード発行元によります

発行元:クレジットカード会社、またはカード発行会社

クレジットカード系ETCカードはクレジットカード(親カード)に付帯して発行されるもので、ETC利用以外の使用はできません。クレジット機能が付いているものと無いものの二種類あります。
同じクレジットカード系ETCカードでも、協同組合が発行する法人向けETCカードは、クレジットカード(親カード)の付帯がなく、ETC専用となります。一般的なクレジットカード系ETCカード同様、車両・車種問わず利用可能です。
JAHICグループではオリジナルカードとしてETC Nカードを発行しています。

協同組合発行のクレジットカード系ETCカードETC Nカード

発行手数料、または年会費:510円/年

発行元:クレジットカード会社

ETC NカードはJAHICグループオリジナルのETCカードです。
中間マージンをカットすることでコスト面で今まで以上のメリットを提供いたします。さらに独自のWEB請求書を発行。貴社にあった請求書形式でさらに管理効率が上がります。
また、インボイスにも対応。協同組合から発行される請求書がそのまま適格請求書になるので、ETC利用照会サービスの登録や利用証明書の取得・保存は不要です!

ETCカードのメリット

割引サービスが受けられる

ETCコーポレートカードでは、要件も満たすと、大口・多頻度割引、車両単位割引などの割引制度が受けられます。またクレジットカード系ETCカードは、時間帯割引、回数割引、距離割引を受けることができます。

ETCマイレージサービス登録で
ポイントが貯まる

ETCマイレージサービスは、ETCカードでの通行料金の支払い金額に応じて、 ポイントが付与されるサービスです。貯まったポイントは、還元額に交換して、交換後に走行した際の通行料金の支払いに利用できます。還元額に交換できるポイントの単位は道路事業者によって異なります。

レンタカーでもETCが利用できて便利!

ETC車載器を搭載した車両であれば、どのレンタカーでもクレジットカード系ETCカードを利用できます。ETCコーポレートカードは発行や利用の際に条件があるためレンタカーでは利用できません。

ETC利用照会サービスについて

ETC利用照会サービスは、ETCカードで利用された高速道路の走行明細(走行日時・走行区間・料金等)をインターネット上で確認できるサービスです。

ETC利用照会サービスの特徴
過去の利用証明書・利用明細の確認

過去15か月間(ETCコーポレートカードは過去62日間)の利用証明書・利用明細の確認ができます。利用証明書・利用明細ではETC無線走行、ETC非無線走行(ETCカード手渡し精算)ともに反映されます。また、利用証明書はPDFデータ、利用明細はPDFまたはCSVデータでダウンロードできます。

協同組合から発行される明細を待たずに利用情報を確認

協同組合を通してETCカードを発行している事業者は、協同組合から毎月発行される利用明細を待たずに利用状況を確認できます。

不正利用を確認

予めETC利用照会サービスへカードを登録しておけば、使用中のETCカードを紛失してしまった場合や把握していない利用があった場合、または従業員の適正利用を管理したい場合などの際に利用状況を確認できます。

割引の確認

使用中のETCカードの適用割引を調べたい場合、利用照会サービスを活用することで確認ができます。(一部、利用照会サービスでは確認できない割引があります。)

ETCマイレージサービスとは

高速道路のマイレージサービスご存じですか?

高速道路にもマイレージポイントが貯まるサービスがあります。

認知度が高い飛行機の
マイレージ

高速道路のマイレージ

ETCマイレージサービスは、あらかじめ使用するETCカード番号などを登録することにより、高速道路等の通行料金の支払い額に応じてポイントが貯まる制度です。
貯まったポイントを還元額(無料通行分)に交換すれば、通行料金の支払いに利用できます。

貯まったポイントは還元額へ交換

貯まったポイントは、インターネットまたは電話にて、還元額(無料通行分)に交換することができます。還元額に交換できるポイントの単位は道路事業者によって異なります。

道路事業者 ETCポイントの付き方 還元額
NEXCO東/中/
西日本・宮城県道路公社
1,000ポイント 500円分
3,000ポイント 2,500円分
5,000ポイント 5,000円分
本州四国連絡
高速道路株式会社
1,000ポイント 500円分
3,000ポイント 2,500円分
5,000ポイント 5,000円分
愛知道路コンセッション
株式会社
100ポイント 100円分
神戸市道路公社 200ポイント 100円分
広島高速道路公社 100ポイント 100円分
福岡北九州高速道路公社 100ポイント 100円分
スクロール
「平日朝夕割引」の対象になる

ETCマイレージサービスに登録するとNEXCO東/中/西日本、本州四国連絡高速道路株式会社、および宮城県道路公社が実施している頻度型時間帯割引の「平日朝夕割引」の対象となります。

ETCコーポレートカードの管理・利用上の注意

ETCコーポレートカードの最も重要な特徴は「法人名義の車両に対して、車番限定のETCカードとして発行」されることです。そのため、カードに登録されていない車両で利用する「車両不一致」走行に注意しなければなりません。
車両不一致走行は、割引対象外になるだけでなく、高速道路会社に履歴が累積されます。度重なる発生の場合、組合員様への割引停止だけでなく、当組合が発行する全てのカードが割引停止となる恐れがあります。
ETCコーポレートカードを利用する際は必ずカード券面に記載された車両番号と走行する車両番号(ナンバープレート)を照合してください。

例え組合員1社だとしても「車両不一致」が重なると組合全体に影響が出るんだね・・・気をつけないと!

協同組合は1社1社の共同体!
組合員全体で車両不一致のないようにする心掛けが大切なんだね!