阪神高速料金「上限1320円→1950円」引き上げの改訂案打ち出しへ
2024年1月16日
国土交通省は2023年12月22日(金)、阪神高速の走行距離に応じた上限料金を普通車で1320円から1950円に値上げするなどの「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」を発表しました。これを受けて阪神高速道路、NEXCO西日本、日本高速道路保有・債務返済機構も高速道路料金の具体案を作成し、国民からの意見募集を始めました。
改訂案
今回の改訂案を受け、阪神高速道路などの近畿圏の高速道路では、以下のように料金が大きく見直されようとしています。
・上限料金を普通車「1320円」から「1950円」に引上げ
・大口・多頻度割引(車両単位割引)を最大25%へ拡充
・深夜割引を新たに導入(20%)
・都心迂回割引の導入
上限料金引き上げの背景
今回の改訂案は2022年4月から実施された首都高の新料金にほぼ追随する形で、現行の料金体系への移行に際して激変緩和措置として導入されていた上限料金が、普通車で1320円から530円引き上げられます。これまでは1320円分以上の距離を走っても、料金が1320円で据え置かれていましたが、これが距離に応じて1950円まで変動するということです。その代わりに、物流事業者向けの大口・多頻度割引が拡充されるほか、深夜割引が新たに導入されます。
<参考:阪神高速道路株式会社 https://www.hanshin-exp.co.jp/company/pressrelease/post_773.html>