高速道路の「赤い三角マーク」ご存じですか?

2024年5月1日

高速道路には、行く先の渋滞状況や所要時間などを伝える電光式の道路情報板があります。
この道路情報板には、時折、赤い三角形のマークが表示されることがあります。このマークは何を表しているか皆さんご存じですか?

「赤い三角マーク」は渋滞が増加傾向にあることを知らせている!

電光式の道路情報板に表示されている所要時間は、それぞれの主要地点までにかかる時間を表していますが、掲示板の右下に表示される、左側が尖った「赤い三角マーク」のアイコンは今後所要時間が増加する傾向にあることを表しています。つまり、「赤い三角マーク」は渋滞が増加傾向にあることを示しています。
「赤い三角マーク」常に表示しているわけではなく、縮小傾向にある場合は何も表示しません。また、この「赤い三角マーク」は東名高速道路の東京インターチェンジから豊川インターチェンジの区間、新東名高速道路の御殿場ジャンクションから三ヶ日ジャンクションの区間をはじめとして、阪神高速の一部区間、全国の有料道路の一部区間などに設置されている道路情報板に導入されています。

「緑の三角マーク」も!その意味とは?

一方で、首都高速道路やNEXCO東日本管内の高速道路では「緑色の三角マーク」が表示されるパターンもあります。色が違うだけでなく、三角形の向きも赤三角とは対称的なものとなっていますが、こちらは「渋滞が減少傾向にある」ことを示しています。

これらの三角マークは、同区間で並行して通る2つの経路がある場合、ドライバーが容易に選択しやすくするよう導入された経緯があります。ぜひ皆さんも電光掲示板の「三角マーク」をご活用ください。

<参考:NEXCO 中日本https://highwaypost.c-nexco.co.jp/faq/traffic/knowledge/373.html