「春一番」の突風に注意!強風下で安全に運転するための重要ポイントと対策

2026年2月24日

2026年2月23日、気象庁より関東地方で「春一番」が吹いたとの発表がありました。
春の訪れを感じる一方で、この時期の風は局地的な突風を伴いやすく、ドライバーにとっては事故のリスクが高まる非常に危険な状態です。

ハンドルを取られたり、思わぬ飛来物に遭遇したりしないよう、今すぐ実践すべき運転の注意点をまとめました。

春一番とは? 華やかさの裏に潜む「暴風」のリスク

春一番は、立春から春分までの間に、日本海を進む低気圧に向かって吹き込む最初の強い南風です。2026年は2月18日の北陸を皮切りに、22日には西日本各地、そして23日には関東でも観測されました。

この風は気温を一気に上昇させますが、最大風速が8m/sを超える「暴風」となるのが特徴です。気圧配置が急激に変化するため、突風や急な天候の悪化、交通機関の乱れに最大限の警戒が必要です。

運転中に潜む「横風」の恐怖とは?ハンドルを奪われる瞬間

強風時の運転で最も警戒すべきは、車体を横から押し出す「横風」です。特に以下の場所では、風の抜け道となり突風が発生しやすいため注意してください。

  • トンネルの出口:無風の状態から一気に強風にさらされるため、ハンドルを奪われ、車線逸脱を招く恐れがあります。
  • 橋の上や高架橋:遮蔽物がないため、常に強い風を受け続けます。特に海沿いや山間部の橋は「風の通り道」になりやすく危険です。
  • 大型車との並走:大型バスやトラックを追い越す際、空気の流れが急激に変わり、自車が吸い寄せられたり弾かれたりする現象が起きます。

ミニバンや軽ワンボックスなど、車高が高く面積の広い車は特に影響を受けやすいため、細心の注意が必要です。

事故を防ぐための具体的な運転テクニック

強風下でハンドルを握る際は、以下の3点を徹底してください。

  • 速度を落とす:速度が速いほど、風による挙動の変化は激しくなります。周囲の流れに合わせつつも、いつでも制御できる速度まで落としましょう。
  • ハンドルを両手で「確実」に保持:突風は予期せぬタイミングでやってきます。片手運転は厳禁です。両手でしっかり握り、微調整ができる態勢を保ってください。
  • 車間距離を2倍以上に:前走車のふらつきや急な飛来物への回避行動に備え、普段の倍以上の距離を取るのが理想的です。

走行中以外も危険!乗降時と駐車時の注意点

車を止めた後や、車に乗り込む際にも大きな落とし穴があります。

  • 「ドアパンチ」に注意:ドアを開けた瞬間、風に煽られて勢いよく開き、隣の車や壁に激突する事故が多発します。必ず両手でドアを保持し、少しずつ開けるようにしてください。
  • 駐車場所の再確認:倒壊の恐れがある看板、古い木、工事現場の足場などの近くには駐車しないよう、周囲の安全を確認しましょう。

春一番の日は「余裕」と「警戒」を

春一番の観測は、冬の終わりを告げるニュースですが、道路上では「災害級の風」への警戒サインでもあります。風が強い日は「ハンドルをしっかり握る」「速度を落とす」「車間を空ける」という基本を徹底し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

<引用:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD230HK0T20C26A2000000/