400 ㎞超の長距離逓減制を拡充! 2024年度中に運用が開始される予定

2023年8月28日

国土交通省は2023年1月20日、高速道路の400km超の長距離逓減制の拡充についての見直しを発表しました。こちらは、長距離利用時の割引率の見直しで、現行の最大30%から、400km超で40%、600km超で45%、800km超で50%と割引幅を拡大する予定です。

現在

現在は、100~200kmは25%割引、200km以降は一律30%の割引となっております。

見直し後

新制度では400km以上で40%、600km以上で45%、800km以上で50%の割引となります。この割引は、昼夜を問わず全ての通行車両に適用されます。400km以上の走行は、一律で現状よりも割引になり、特に1000km以上の走行に対する5年程度の「激変緩和措置」を含めるとさらに大きな割引となるため、長距離を走るドライバーがより大きな割引を受けることになります。また深夜割引と違い、ETCの登録の有無を問わず割引を受けることができます。

背景

国交省より2023年1月20日に深夜割引の見直しが発表されました。その深夜割引の新制度では走行時間が7時間(最大割引時間)を超えるような長距離利用では、通行料金全額が割引対象にならなくなるので、支払額が大きく増えてしまいます。その負担を軽減するために、今回の長距離逓減制の拡充が発表されました。

<引用:国交省 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001583260.pdf