2024年4月よりSA・PAでの水素ステーション設置へ!

2023年11月9日

今月7日、政府は高速道路のサービスエリア(SA)の駐車場などに、燃料電池車(FCV)向けの水素ステーションを設置できるようにする政令を決定しました。2024年4月から施行予定です。

従来

従来、水素ステーションは、店舗を含む民有地などに設置を限られていました。また、SAやパーキングエリア(PA)の駐車場は道路法上の道路区域で、ガソリンスタンドや電気自動車(EV)の充電器などしか設置ができませんでした。しかし今回の政令では、SA・PAでの設置スペースを確保してFCVの普及に対応する予定です。

今後

今年6月に改定された国の「水素基本戦略」では、2050年カーボンニュートラルを達成するために、官民での共通認識として必要なビジョンが示されました。その中で今後の水素ステーションは、乗用車のみならず、大型商用車などのニーズにも対応し、最適な整備を進めていくとされています。しかしその一方で、燃料を補充する水素ステーション不足が課題となっていました。 
今回、高速道路のSA・PAで水素供給ができるようになると、水素ステーション不足解消の一助になり、FCV普及の加速が予想されます。

<参考:国交省https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001720.html