自転車の交通違反にも「青切符」導入!2年後実施へ

2024年3月28日

自動車での交通違反と同様、自転車の交通違反に対しても反則金を納めれば刑事罰を免れる「青切符」の導入や、自転車を運転中の携帯電話使用の禁止などを規定した道交法の改正案が3月5日に閣議決定されました。
また、車が自転車を追い抜く際に安全な速度で走行する義務も新設されます。
改正案は今の通常国会に提出され、成立すれば2年後の2026年までに実施されます。

16歳以上を対象に「青切符」の導入へ

近年、自転車が絡む交通事故が増加していることが問題とされ、警察庁は効果的な取り締まり方法について検討を重ねてきました。
そして今回、閣議決定された道交法の改正案で、自転車の交通違反に対し16歳以上を対象に反則金を納めれば刑事罰を免れる「青切符」の導入が規定されました。

具体的には信号無視や右側通行などの通行区分違反、運転中の携帯電話の使用などが対象となります。
また傘差し運転やイヤホンを付けて周囲の音が聞こえていない状態での運転など都道府県の公安委員会が定める規則に違反することも対象です。いずれも警察官から警告を受け、従わない場合に「青切符」が交付されます。

反則金の額は原付きバイクと同程度に

反則金の額は原付きバイクと同程度で、信号無視は6000円、一時不停止は5000円、携帯電話の使用は1万2000円などとされます。
また、事故につながる「酒気帯び運転」や「他の自転車や自動車などへのあおり運転」は刑事処罰の対象となる「赤切符」とされます。

<参考:毎日新聞https://www.asahi.com/articles/ASS346R5DS31UTIL01B.html