ETC多目的利用サービスmultipurpose-service

ETC多目的利用サービスは、従来の高速道路料金支払いだけでなく、駐車場やガソリンスタンド、ドライブスルーなどの様々な施設でETCカードによる決済や各種サービスの利用を可能にするサービスです。
2019年11月11日に、国交省より「ETC多目的利用の利用に関する要綱」が定められ、ETC多目的利用サービスの提供が開始されました。

ETCX

ETCXとは、ETCの自動料金収受システムを利用した新しいキャッシュレス決済サー ビスです。
2020年、ETCソリューションズがNEXCO中日本と提携しファーストフードのドライブスルーで実験を行い、2021年4月28日から会員登録制の「ETCX」としてサービスが行われています。
ETCカードとクレジットカードを用いて、予め「ETCX」に会員登録を行ったのち、会員登録時に利用したETCカードを 車載器に挿入することで、ETCX加盟店の施設で自動車に乗ったまま決済サービスを利用できます。

民間への普及を目的としているため、高速道路で従来利用されている”ノンストップ走行”を前提にした仕組みではなく、”一旦停止”を前提とした仕組みである「ネットワーク型ETC」を採用することで、”低コスト”のシステム化を実現しています。

ETCX利用方法
1.クレジットカード番号とETCカード番号を用いて、「ETCX」会員登録する
会員登録申込

会員登録サイトで会員規約などをご確認のうえ、お申し込みください。

主な要件
  • 会員規約に同意していただける方
  • 登録可能なクレジットカードを所持または新しくご入会のうえ、
    クレジットカードに付帯するETCカード番号を登録可能な方

    ※2024年4月現在、登録できないカードがあります。
    登録可能なカード一覧はサイトでご確認ください。

    (登録可能なカードは、カード会社との準備が整い次第、順次拡大していきます。)

  • ETC車載器またはETC2.0対応型の車載器を搭載している車両を所有または利用可能な方
  • 登録時の
    必要情報
  • 住所、氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス
  • クレジットカード番号とその有効期限
  • クレジットカードに付帯するETCカード番号とその有効期限
  • スクロール
    2.事前登録したETCカードを車載器に挿入し、ETCX加盟店を利用する

    「ETCX」に会員登録を行ったのち、会員登録時に利用したETCカードを 車載器に挿入することで、ETCX加盟店の施設で自動車に乗ったまま決済サービスを利用可能です。※現在ETCXが利用できるのは加盟店の11ヶ所です。

    ETCX加盟店例

    • ガソリンスタンド

    • ドライブスルー

    • 有料道路

    • 駐車場

    ETCX加盟店の利用料は、1で登録したクレジットカードにて決済されます。

    ※一度会員登録すれば複数のETCX加盟店で利用可能です。

    ETCX利用可能カード一覧
    利用可能なクレジットカードは以下の通りです。

    ※上記のクレジットカード会社が発行するブランドのカードが
    利用可能です。

    注意事項

    • ・登録するクレジットカード・ETCカードは同一の発行会社のものに限ります。
    • ・ご本人以外のカードはご利用になれません。
    • ・表示のロゴが同じでも、発行会社のカードの種類によりご利用できない場合があります。
    • ・ロゴが表示されていなくても、発行会社のカードの種類によりご利用いただける場合があります。
    • ・クレジットカードとETCカードが一体型となっているカードはご利用いただけません。
    • ・ETCパーソナルカードはご利用いただけません。
    • ・クレジットカードに紐づいていないETCカードはご利用いただけません。
    • ・デビットカード・プリペイドカードはご利用いただけません。
    ETCX利用できないカード
    エポスカード、ライフカード、エムアイカード、ポケットカード、九州しんきんカード、ゆめカード(JCB)など

    ※JAHIC日本高速情報センターグループの組合が発行するETC Nカードは現時点で
    対応しておりません。NEXCOが発行するETCコーポレートカードは対応可能です。
    なお、他組合の対応については、直接お問い合わせください。
    ETCXの詳しい内容、またはご質問はETCX公式サイト(https://etcx.jp/)へお問い合わせください。

    ETCGO

    ETCGOとは、ETCの自動料金収受システムを利用した新しいキャッシュレス決済サービスです。
    ETC多目的利用サービスの一つで、首都高速道路株式会社、アマノ株式会社、株式会社日立製作所、首都高ETCメンテナンス株式会社が共同で事業化しました。
    高速道路のETCとは異なり必ず一旦停止が必要となりますが、有料道路や駐車場などでも、ETCで料金を支払うことができます。高速道路のETCよりも少ない設備できるため、比較的低価格で導入可能なサービスです。利用者は利用登録が不要で、お使いのETCカードがそのまま利用可能です。
    ETCGO利用方法
    お手持ちのETCカードを車載器にセットしたまま駐車場出入口や有料道路料金所で一旦停止するだけです。駐車券いらずで入場でき、駐車料金や通行料金はETCでお支払い完了します。
    カード番号の事前登録は必要ありません。
    現在ETCGO利用できる場所
    ETCGOが利用できるのは、三郷流山橋有料道路のみです。
    ETCGO利用可能カード一覧
    クレジットカード会社(発行会社) 対象ETCカード
  • 三井住友トラストクラブ株式会社
  • (ダイナースクラブカード)
  • ダイナースクラブ
  • コーポレートカード会員を含む
  • 株式会社イオン銀行
  • (業務委託)イオンファイナンシャルサービス(株)
    有料道路のみ
  • イオン銀行が発行する
    イオンETC専用カード
  • スクロール
    ETCGO利用できないカードの発行会社一覧
    トヨタファイナンス㈱、三菱UFJニコス㈱、ユーシーカード㈱、三井住友カード㈱、SMBCファイナンスサービス㈱、㈱オリエントコーポレーション、 ㈱ジェーシービー、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.、㈱クレディセゾン 等

    ※JAHIC日本高速情報センターグループの組合が発行するETC Nカードは現時点で
    対応しておりません。
    なお、他組合の対応については、直接お問い合わせください。
    ETCGOの詳しい内容、またはご質問はETCGO公式サイト(https://www.amano.co.jp/etcgo/)へお問い合わせください。

    ETC多目的利用サービスの今後

    ETCを利用した新しいキャッシュレス決済システムは、ノンストップのETCに対して一時停止は必要であるものの、ネットワーク型 ETC 技術※を利用することで、送受信機の設置などの初期費用や維持管理費用が安価になるというのがメリットです。
    この技術を利用したETC多目的利用サービスの社会実験が各地で行われており、今後さらなるサービスの拡大が予想されます。

    ※遠隔地に設置したセキュリティ機能を有した情報処理機器と駐車場等における複数の路側機を通信ネットワークで接続し、 路側機で取得した情報を集約させて一括処理することで、ETCカードを用いた決済の安全性を確保する技術。

    ETCXとETCGOはどのように違う?

    ETC多目的サービスである「ETCX」と「ETCGO」。
    どちらのサービスも「ネットワーク型ETC」という規格でETC処理にネットワーク通信を用いるため、利用時の【一旦停止】が必須です。
    一見似ているサービスですが、それぞれ利用できるカードや利用できる場所が異なります。

    ETC多目的利用サービス
  • サービス名称
  • ETCX
  • ETCGO
  • サービス運営者
  • ETCソリューションズ株式会社
  • (株主:ソニーペイメントサービス・
    メイテツコム・沖電気工業・三菱プレシジョン)
  • アマノ株式会社
  • 協力会社など
  • NEXCO中日本
  • オリエントコーポレーション
  • 首都高速道路
  • 首都高ETCメンテナンス
  • 日立製作所
  • 方式
  • 事前会員登録が必要
  • 会員登録の必要なし
  • ※利用履歴を見るには会員登録が必要
  • 利用できる
    カード
  • 国内で発行されているほとんどの個人カード / 一部のカード法人カード / ETCコーポレートカード
  • (利用できないカード:エポスカード、ライフカード、エムアイカード、協同組合のETCカード 等)
  • ダイナーズカード
  • イオンカード
  • 利用対象施設
  • ドライブスルー / 駐車場 / 有料道路 / ガソリンスタンド / フェリー / EVスタンド / ごみ処理施設
  • 駐車場 / 有料道路
  • 利用できる場所
  • 11ヶ所
  • 1ヶ所
  • スクロール

    ETCGOは会員登録不要だから気軽に利用できるね。
    これから利用できる場所やカードがどんどん増えるといいな!

    ETCXはドライブスルーやフェリーにも今後導入予定みたいだね!
    利用できるETCカードも多くて使いやすいね。