北九州都市高速道路が環状化へ!牧山―枝光間が3月1日に開通!

3月1日、環状化に向けた整備が進む北九州都市高速で、5号線牧山(戸畑区)―枝光(八幡東区)間が開通しました。
北九州都市高速道路の環状化へ向けて
北九州都市高速では環状化に向けた整備が進んでおり、今回の5号線牧山(戸畑区)―枝光(八幡東区)間の開通に続き、残りの牧山―戸畑両出入口間も2033年度に開通予定です。
北九州都市高速への接続が計画されている「下関北九州道路(下北道路)」も、順調に進めば30年代後半には完成する見通しで、高速道路ネットワークの抜本的な強化により、北九州市の競争力向上が期待されています。
一度は事業凍結も「必要」
北九州都市高速は有料で1~5号線があり、総延長49・5キロ(2月末時点)。5号線を巡っては、福岡県と福岡、北九州両市が出資する「福岡北九州高速道路公社」が04年、利用者低迷に伴う厳しい財務状況などを踏まえ、戸畑―枝光両出入口間の事業を凍結しました。
しかし、北九州市は、市内の円滑な交通のためには都市高速の環状化が必要と判断し、11年から街路事業として単独で着手。23年からは公社も整備に加わった。市や公社によると、今回の部分開通で戸畑―枝光両出入口間の所要時間は、現在の15分から13分になり、戸畑―枝光が全線開通すると5分まで縮まる見通しです。全線がつながれば小倉まで直結するほか、北九州都市高速は環状化して物流・人流に貢献します。若戸大橋などを経由して、ひびきコンテナターミナルなどへも行きやすくなります。
高速道路へのアクセスは非常に重要
北九州都市高速は1日9万台程度の車両が通行しており、戸畑―枝光両出入口間は全線開通で1日1万7300台が通ると見込まれています。
北九州市は近年、物流拠点として存在感を増しています。空港や港、高速道路といった物流に必要なインフラ(社会基盤)が高く評価されており、大規模な物流倉庫の建設なども相次いでいます。また同市では、半導体関連産業などの集積も期待されているほか、官民連携で水素の製造・輸入拠点の整備を目指す動きもあります。都市高速延伸や下北道路をいかに、産業活性化につなげるかが今後の課題となりそうです。
<引用:福岡都市高速 https://www.fk-tosikou.or.jp/kigyo/koho/117.shtml>