【関門トンネル】通行料金引き上げ 普通車は6月230円、令和12年ごろ300円へ ETC導入を見据え

2026年1月22日

西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)は、関門トンネルの事業について、令和8年1月21日付で国土交通大臣の事業許可を受けたと発表しました。これに基づき、関門トンネルの通行料金が令和8年6月1日から段階的に改定されることになります。

NEXCO西日本は、有識者や利用者の意見を踏まえながら、持続的な維持管理と料金の在り方について検討を重ねてきたとしており、今後も安全・安心な通行環境の確保に取り組むとしています。

6月から普通車は160円から230円へ

今回の料金改定では、利用者の負担が急激に増えないよう、段階的な引き上げが採用されます。普通車の通行料金は、現行の160円から、令和8年6月1日に230円へ改定され、さらに令和12年頃を目途に300円となる予定です。

軽自動車や大型車など、他の車種についても同様に料金が引き上げられます。一方で、自転車などの軽車両については、令和8年6月時点では料金据え置きとなりますが、将来的には改定が予定されています。

料金改定

(引用元:NEXCO西日本)

ETC導入を見据えた料金体系

令和12年頃の料金改定は、ETC設備の導入時期に合わせて実施される見込みです。関門トンネルでは、料金所付近の渋滞緩和や利便性向上が課題とされており、有識者による検討委員会の提言を踏まえ、下関側・門司側の両料金所にETC設備を導入する計画です。
キャッシュレス化やタッチレス化を進めることで、通行の円滑化が期待されています。

障害者割引や回数券は継続

割引制度については、障害者割引が引き続き継続されるほか、回数券割引も当面の間、維持されます。ETC導入後の新たな割引制度については、現行の回数券割引と同程度の規模を念頭に、今後も検討が進められるとしています。

回数券の販売価格も改定

料金改定に伴い、回数券の販売価格も変更されます。普通車の11回券は2,300円、60回券は11,500円、100回券は18,400円となります。

回数券

(引用元:NEXCO西日本)

新しい回数券は、令和8年6月1日午前0時以降に使用可能となり、現行料金の回数券は同日以降使用できなくなります。ただし、軽車両等の回数券については料金改定がないため、引き続き使用可能です。旧券の払い戻し方法については、後日、NEXCO西日本のホームページなどで案内される予定です。

老朽化対策と将来の安全確保が背景

関門トンネルは昭和33年に開通し、前身である日本道路公団が管理を開始してから67年が経過しています。海底トンネルという特殊な構造上、大規模な排気・排水設備を有しており、維持管理には多額の費用が必要です。

これまでコスト管理の徹底により料金水準が維持されてきましたが、老朽化した設備の更新や、資材価格・労務費の上昇などを背景に、通行料金の見直しが必要と判断されました。

NEXCO西日本は、今後も関係機関と連携しながら、関門海峡の重要な交通機能を将来にわたって確保していくとしています。

<引用:NEXCO西日本
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/r8/0121/